桜の花が美しく咲き誇るこの季節、家族や友人とお花見を楽しむ機会が増えますが、大切な家族の一員である犬とお花見に行く際に気をつけたいことをまとめました。花の中には犬にとって有害なものもある為、安全に楽しいひとときを過ごす為にぜひ参考にしてください！
桜には毒がある？犬にとって有害な花がある
チャイロ桜のはなびらが舞うとついつい追いかけちゃうんだ
あんまんそのままパクッとお口で捕まえちゃうよね（汗）
桜餅の香り、「クマリン」
桜の花びらや葉にはクマリンという成分が含まれています。私たちが桜の香りと認識している、いわゆる桜餅の香り、その正体がクマリンなのだそう。クマリンは少量摂取する分には抗酸化作用や殺菌作用など有用な薬理効果がある一方で過剰摂取すると肝障害を誘発することがあるそうです。クマリンは桜の花には少ししかふくまれておらず、葉の方により多く含まれているそうです。ワンコの身体は人間よりも小さいので桜の花も口にさせないに越したことはないかもしれませんね！
バラ科の植物の未熟な種子に多く含まれる「アミグダリン」
さらに注意が必要なのは、食用ではない種類の桜の未熟果実の果肉や種子、樹皮にはアミグダリンという物質が含まれていて人間や動物が食べると体内で酵素に分解され毒性の強いシアン化水素（青酸）を発生させるそうです。大量に摂取すると頭痛、めまい、嘔吐などの中毒症状を引き起こす危険があるとのこと。桜の他にはビワ、アンズ、梅、桃、サクランボなども注意が必要です。
桜のほかにも公園の花壇やいつもの散歩コースに咲く、身近な春の植物も実はワンコにとって危険な種類が数多くあります。
・チューリップ
・ヒヤシンス
・スズラン
・スミレ
場所と時間帯
混雑した会場、時間帯を避ける
お花見会場となるような場所はたくさんの人で混雑しています。そのような場所は出店なども出ていることが多く、食べ物やゴミなどワンコが誤食してしまうと危険なものが落ちているので注意が必要です。
チャイロあちこちから良い匂いがするね
あんまんお花見どころじゃないね
ワンコと一緒に安全にお花見を楽しむにはなるべく混雑していない場所や時間帯を選ぶと安心ですね。
マナーを守る！
リードをしっかり持つ
うっかり手を離してしまったりしないように手首に持ち手の輪を通すなど、リードをしっかり持つようにしましょう。伸縮するリード等も周りの状況を見て人に迷惑がかからないように、ワンコが危なくないように飼い主さんから離れない距離を保つようにしましょう。
トイレは事前に済ませるか、少し離れた所で
トイレは事前に済ませておくと安心ですが、もしワンコがソワソワしていたらお花見エリアから少し離れたところに連れて行ってあげ、様子を見るといいですね。エチケット袋は余分に持参し、排泄物は必ず持ち帰りましょう！
まとめ
満開の桜、はらはら舞う花びら、かわいい愛犬。私も良い写真を撮ろうと夢中になってしまいそうですが、ワンコにとってもストレス無く一緒に安全に楽しめるように事前の下調べと無理のない計画が大事だなと思いました。